佐那河内村長選に徳島市長が介入!? 日本共産党が抗議の申し入れ

12141807_430343167170982_6715521181389547660_n[1]徳島市の原市長が、10月13日の定例記者会見で、佐那河内村の村長出直し選挙の争点となっている広域ごみ処理施設に関して発言した問題で、日本共産党県委員会と議員団は、20日、徳島市に対し、申し入れを行い、その真意を質しました。

原市長が、佐那河内村への広域ごみ処理施設建設計画と、村が以前から徳島市に要望してきた消防・救急体制への協力がリンクしているかのような発言をしたことが一部の新聞で報道され、大きな問題なっています。

この点を追及された第一副市長の多田氏は、「(市長は)個人としての考えを述べたもの」と逃げていましたが、当方の追及に、ごみ処理施設と消防・救急の広域協力はリンクしない、別々の課題であることを認めました。

また、市長が広域行政について村民に誤った認識を与えるような発言をした上に、村長選への介入ととれるような発言をしたことは、公人として失格であ10551072_430343207170978_2979425701836414839_n[1]り、許されることではないと抗議したことについて、多田氏は、原市長に伝えることを約束しました。

佐那河内村長選は、10月27日告示、11月1日投開票です。

日本共産党は、今回の村長選挙では、ごみ処理施設建設計画を一旦白紙撤回とする立場を表明している岩城福治(いわきよしじ)氏を自主支援しています。

※ 日本共産党は、従来からゴミの広域処理化には反対の立場で、佐那河内村への広域ごみ処理施設建設についても、もちろん反対の立場です。

岩城氏とは、政策協定を結ぶ関係ではありませんが、ごみ処理施設計画の「白紙撤回」の一点で共同するという立場です。

決算認定委員会を終えて

10月14日から行われていた決算認定委員会が、20日、終わりました。

私は、普通会計に参加しましたが、県の2014年度の決算帳簿や議事録とにらめっこしながらの一週間は結構大変でした。

それでも、山田県議や達田県議に相談しながら、また、他会派の先輩議員の質問も、一生懸命ノートを取りながら聞きくなかで、良い勉強になったと思います。

印象に残った部分をいくつかご紹介します。

旧吉野川流域の下水道事業は工事が始まって実に12年間、現在、累積で330億円も投入していますが、50%くらいできたところだそうで、いつ完成するのかと聞いても、理事者は答えられませんでした。

もともと600億円(!?)かける予定だったとのことで、この工事はこれからも続きます。  日本共産党は、合併浄化槽への切り替えの対案を示しているのですが…。

また、一民間企業の徳島化製事業協業組合に、1994年~、県単独も含めて毎年3億円も出し続けている異常な補助金制度。

最初は同和高度化事業として60億円もの無利子融資。

その後は、畜産物の副産物利用事業そのもので大きな利益を上げている企業にもかかわらず、年間3億円の返済をそっくり肩代わりする補助金を出し続けてきた異常さは、全国にも例がありません。bunbougu_dentaku[1]

(この補助金については、議会にも秘密裏に出されてきたもので、約10年前に、日本共産党の調査で暴露され、初めて県民の知るところとなりました)

県民の批判の声の高まりに、最近では年間約1億円に減ってはいますが、2014年度も、生活安全課、商工、畜産課と合計9千824万7千円!

この企業は、どんどんと事業を広げ、今では、北海道から九州まで全国展開の企業へと成長を遂げました。

この補助金については、他会派の議員は、公には、まったく口をつぐんだままです。

そんなこんなで、決算は認定できないと異を唱えたのは私のみでした。

2014年度決算については、12月議会で討論し、採決することになります。