文教厚生委員会 県南部視察 その3 県立海部病院へ

海部病院ヘリポートに降り立ったドクターヘリ(DVD)20170607
海部病院ヘリポートに降り立ったドクターヘリ 訓練ではなく、実際に患者さんの搬送が行われた際の記録映像を見せていただきました。

海部病院は、津波浸水被害を避け、旧海部病院から高台に新築移転しました。災害拠点病院としての機能や地域医療で活躍するスタッフを育成する研修機能も併せ持っています。地域医療の中核病院として、救急医療や研修医養成などに尽力されています。
4月の完成記念式典の際に内覧会にも参加したので、施設・設備についてはおおよそのことは知っていましたが、開院してほぼ1ヶ月の間に、すでにドクターヘリでの患者搬送が4回あったという話には、驚きました。
院長先生は、ドクターヘリには医師・看護師が同乗してくるので、患者さんを搬送してからも一緒に処置に当たってもらえて大変助かっているとのことでした。

海部病院モニュメント20170607
玄関フロアの巨大なモニュメント 海部病院を中心に、県立3病院、日赤、徳大、鳴門病院が点で配置され、連携している様子を表しているそうです。

玄関吹き抜けフロアにドーンと配置されている陶板のモニュメントは、職員みんなで考えた地域医療の輪、連携を現している。陶板にしたのは、いつまでも地域医療の中核として存続していきたいとの願いが込められているそうです。

 

委員会視察 その2  史跡について学ぶ:地震津波にまつわる古碑

東由岐浦修堤碑20170607
東由岐浦修堤碑を見に行きました。雨による浸食が進んでおり、早く保存処置を講じる必要があるとのことでした。

6月7日、文教厚生委員会の県南部視察②

② 美波町由岐公民館で、県内にある主な地震津波碑について説明を受けた後、東由岐浦修堤碑を見学しました。

古碑から地震津波被害の歴史をひもとき、古碑を保存し、次代に伝承していく取り組みは、地味で大変な労力を要するものですが、重要な取り組みだと思いました。
国の重要指定文化財に指定されれば、石碑についての説明書きを記した看板の設置なども行えるとの話でしたが、指定されなくても、石碑の保存も含めて、県として予算を付けて取り組むべきではないでしょうか。

委員会視察で県南部に伺いました  その1 介護施設(特養ホームねんりん)視察

特養ホームねんりん外観 20170607
特養ホームねんりん外観(ホームのHPより)

7日、文教厚生委員会の県南部視察で、① 美波町の特別養護老人ホーム「ねんりん」、② 東由岐浦修堤碑、③ 県立海部病院 を視察しました。

 

① (^^)/ まるで保養施設?斬新なデザインの特別養護老人ホーム「ねんりん」

美波町の特別養護老人ホーム「ねんりん」は、社会福祉法人 柚木福祉会の施設としてH9年に定員30名で開所しましたが、東日本大震災後の災害想定で、最大12.3mの津波浸水が予想されたことで、安全な高台として現在地に新築移転(広域型の50名定員)を果たし、半年経過したところです。

施設長の西田さんのお話では、利用者の98%が美波町内の方で、待機者は、多いときには70名~80名もあったとのことですが、現在は要介護1~2の方も含めて25名くらい。今後は、地域内の利用者が減ってくることが予想され、入居者の枠を広げたいと考えているが、要介護1、2の方をどう受け入れるかが課題とのことでした。

もともと最初の建設時に電源交付金のおかげで借金なしで建設することができ、負債返済のかわりに将来の建て替えのために資金を積み立てることができたため、今回の新築移転もほとんど自己資金で対応できた。県、町からの補助は1,000万円(町500万、県500万)との話に、委員からは、近隣の他施設が浸水対策として県が7,500万円の補助を出したこととあまりに差があると驚きの声が上がりました。

入所者の平均利用料は食費込みで1月10万円程度。収入が少ない方は減免制度利用で1月6万円程度になるので、他の介護施設と比べると収入の少ない方が一番利用しやすいのではないかとのことでした。

一方で、介護保険制度開始前の措置制度の時代と比べると、介護報酬が引き上げられたのは1回だけ。後は引き下げばかりで、「1勝5敗」との話や、国はユニット方式を推進する方向だが、ここでは、入所者の介護の質を維持するために、ユニット方式はとらず、基準よりも多い介護職員を配置して全室個室、1フロア方式を執っているとのお話に、介護保険制度の問題点の一端が現れているように思いました。

施設は、外観も内装もまるでホテルのような雰囲気で、天井まで色彩豊かで明るい!フロアに集まっている利用者の方も、職員も、どことなく、ゆったりと温かな雰囲気が感じられたことが印象的でした。

特養ホームねんりんの利用者用トイレ20170607
特養ホームねんりんの利用者用トイレ 前方に折り畳みのアームが設置してあります。両手で捕まって座位を安定させるのに役立ち、立ち上がり時にも利用できます。もちろん、左側に手すりもあります。

― 続く ―