文教厚生委員会視察 その4 国立西洋美術館

26日の日程最終は、東京上野の国立西洋美術館です。

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国立西洋美術館本館の外観(国立西洋美術館本館HPより)

国立西洋美術館は、本館がフランスの建築家、ル・コルビュジエの設計ということで、昨年、世界遺産登録を果たしたばかりです。

ル・コルビュジエの建築理念が体現された本館のつくりについて、その外観、内装、美術品の展示の仕方に至るまで、詳細に説明していただきながら見学させてもらいました。
昨年4億円で購入したという絵も鑑賞させていただきました。
世界遺産登録までに10年間、課題を一つ一つクリアする取り組みを行ったという報告に、理事者から、徳島県が目指している遍路道の世界遺産登録への道の厳しさを痛感したという声も上がりました。

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美術館外壁(小石が埋め込まれています)

耐震診断で強度が不足しているという結果が出た際、どのような耐震強化を行うかでもずいぶん苦慮したそうです。結局、内装や柱、外観などに手を加えない耐震策ということで、免震構造を選んだとのことでした。外壁のはめこみの小石は、高知の桂浜から採取した小石だったそうですが、劣化でポロポロとはがれて落下するようになり、危険だということで、全部取り除き、海外のよく似た小石を採取し、運んで、はめこみ、落下しないよう裏から一つ一つ止める工事を行ったとの話にも感嘆の声が出ました。

ル・コルビュジエと言えば、山田県議団長が2月議会で行った東警察署庁舎移転問題で、都市空間に対する彼の考え方を紹介したことを思い出しました。

文教厚生委員会視察 その3 若年性認知症支援事業(埼玉県)

26日、文教厚生委員会視察2日目
埼玉県 福祉部地域包括ケア課の課長さんから、若年性デイサービス創業支援事業について伺いました。

埼玉県は、若年性認知症相談窓口に支援コーディネーターを配置し、就労(就労継続も含む)・経済的支援や福祉サービス、医療・健康支援、心のケアなど多方面にわたる支援を行っている先進県です。
昨年からは、若年性デイサービスのモデル事業を募集し、創業を1年間支援する事業に取り組んでいますが、その事業の一つとして、今年7月から始まったばかりの若年性デイサービス「けやきの家」(社会福祉協議会主催)の活動についてお聞きしました。
「けやきの家」では、若年性認知症の方の社会参加として、週一回(金曜日)こども食堂を運営しています。参加者には1回あたり1,380円の賃金(手当)も出るそうです。
家庭にひきこもりがちな認知症の方に、外に出て、こどもたちを支援しながら有意義な時間を過ごしてもらう、しかも、わずかな金額でも「賃金」を支給して働いているという実感を持ってもらうという考え方に感心しました。
駅から事業所までの送迎付きですが、駅までは家族に連れてきてもらわなければならず、その分、家族(ほとんどが配偶者)に負担がかかる点をどうしていくかが課題だとのことでした。

営業職の方が39歳で認知症を発症したケースでは、支援コーディネーターが職場の上司に掛け合って、営業職から事務職に配置換えをしてもらった結果、職場の同僚の協力を得ながら働き続けられていることなどの報告もありました。

厚生労働省は、2017年度から3年かけて「若年性認知症」の全国実態調査を行い、高齢者の認知症と比べて遅れがちな支援策を検討するとしています。
徳島県も若年性認知症支援コーディネーターを配置し、支援体制強化事業に取り組みはじめたところです。
埼玉県の取り組みも参考に、さらに取り組みをすすめていかなくてはいけないと思いました。

文教厚生委員会視察2日目 その2 特色ある高校  横浜市立サイエンスフロ2ンティア高校

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入学説明会用パンフレットの表紙から

26日、文教厚生委員会視察2日目、午前中は、横浜市の市立横浜サイエンスフロンティア高校へ。
ここは、開校して9年目で、今年度、附属中学を開校。
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)とSGH(スーパーグローバルハイスクール)を融合させた異色の公立高校です。

理数系ですが、言語能力の育成を重視し、英語はもちろん、国語も2年生になっても3単位学習するというカリキュラムに感心しました。

普段から研究に親しみ、研究したことを発表するプレゼンテーション技術も身に付ける、しかも全員に海外でオールイングリッシュでプレゼンテーションし、ディスカッションする経験をさせるという話には、スケールの違いを痛感!( *゚A゚)
(アジアでの交流を重視しているそうです)

自動代替テキストはありません。校内も、まるで大学か、研究所かという雰囲気。最先端の研究設備も備えていますが、国からの補助金はすべて人材育成に使い、設備は市の財政からという話。財政力のある都市ならではでしょうか。

自動代替テキストはありません。
廊下には、生徒が過去に海外で発表した研究成果を記したポスターがずらりと展示してあります (ほとんどが英語です)