地域再生の希望の芽  NHKの番組から

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歌手の秋川さんが、佐那河内村を訪れ、村民と対話
 4月29日のNHK Discover 四国 「消滅可能性自治体で見つけた希望の芽」という番組で、私の地元、佐那河内村も紹介されていました。

2040年頃までに消滅する可能性ある自治体として取り上げられていることは納得できませんが、なかなか面白い内容でした

佐那河内村の魅力は? というコーナーでは、自然豊かで、住民の自治組織である「常会」があることなどが取り上げられていましたが、先日県議団で訪問した、東京の「ふるさと回帰支援センター」の嵩(かさみ)副事務局長さんも同様のことを言っておられたことを思い出しました。

都会の暮らしは便利だけれど、隣の人のことも何も知らない。人とのつながりが希薄。田舎は、人とのつながり、交流がある。特に佐那河内村は、「常会」などの住民の自治組織がしっかりしていて、移住者も世代を超えた人間関係をつくれる。田舎に移住したいという若者は、自然環境だけでなく、そういう人間関係に魅力を感じるのだそうです。

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 番組で、自らも田舎に移住した高木美保さんが、自分の世代では、(田舎の人付き合いなど)欠点と思っていたことが、今の30代、40代では魅力と感じると語っていましたが、私も佐那河内村に移住した若い方から同じことを聞いていたので、納得です。

地元の農家から仕入れた野菜を売る小さなスーパーの店主は、「ずっと黒字です」と語っていました。
高齢で車が運転できなくなって出荷することができない農家には、出荷お助けマンが家まで来て収穫した農産物を市場まで運んでくれる仕組みをつくるなど、地域の中で経済を回す工夫や、住民がアイデアを出し合って問題を解決していくなど、示唆に富んだ内容で、最後まで興味深く視聴させてもらいました。