経済委員会視察 part 2

経済委員会視察最終日は、東京楽天地浅草ビルの商業施設「まるごとにっぽん」。

もとは、ボーリング場と映画館だった場所ですが、寂れてしまった。そこで、かつて興行の街として栄えた浅草6区地区に再び賑わいを取り戻そうと地域住民とともに再開発に取り組んだ結果、できた施設とのことでした。

浅草寺のすぐ近くということもあって、地域の雰囲気にマッチする景観を大切にした施設に、内装も国産木材をふんだんに使ったというところも好印象でしたが、地下がパチンコ店というのは?
収益を上げるためには仕方ないということでしょうか‥‥。

「地方創生」の足掛かりとして、新しいモノづくりに挑戦する市町村に「腕試しの場を提供する」というコンセプトのもと、どの階もこだわりが見えました。

このビルの1階に、徳島の「れんまる」と「笹田蒲鉾店」が出店しているというので、行ってみました。

「れんまる」は、鳴門の特産品、レンコンの加工品などを製造販売しています。
徳島のレンコンは全国2位の出荷高ですから、レンコンパウダーなどの新商品の開発、売り込みに期待したいものです。

 

「れんまる」で販売中の阿波晩茶。おしゃれなバッケージで少量、この方が都会では売れるそうです。

笹田蒲鉾店では、だるまちくわ、たけちくわ、フィッシュカツなど、徳島ではおなじみの品揃え。フィッシュカツもよく売れているそうです。

ここで商品を買った方が、「徳島に行ってみよう」と、観光に来てくれることも狙っています。

すべてのお店の看板の横に、市町村の位置を記した日本地図が並べてあるのもわかりやすくて良いですね。「徳島ってどこにあるの?」と言うお客さんも多いですから。

お店の方との対話からも、それぞれがアンテナショップとして頑張っていることが伝わってきて、ついつい買い込んでしまいました。

地域再生の取り組みや再開発事業の在り方など、色々と考えることができた視察でした。