オリンピックで見えたもの  

(写真は、日本オリンピック委員会<JOC>の公式サイトから)

世界中が沸きに沸いた、リオ オリンピックが閉幕しました。

日本は、過去最高のメダルラッシュでしたが、それ以上に、オリンピック期間中は、選手一人一人がオリンピックの舞台に立つまでのドラマに、そして本番での活躍にと、勝っても負けても心に残る物語を残し、観戦する私たちにも、困難に負けない勇気と希望を与えてくれた日々でした。

出場選手が期待される結果を残せなかったときに、多くの日本人選手が記者会見で謝罪する様子を見て、私も、「なぜあんなに謝るのか、もっと堂々と、素直に、自由に自分の想いを語ってもよいのでは?オリンピックに出るだけでもすごいことなのに、メダルが取れなければ駄目なのか?」と、胸にひっかかるものを感じていました。

このことについて、元オリンピック選手の短距離走者、為末氏が見事に答えを出してくれていました。

「結果は運だが、挑戦は意思だ。挑戦をするという意思を持って厳しいトレーニングをし、その場に立った。結果の前にそのことをまず尊敬し、そこから姿勢を学ぼうとする社会であってほしいと私は思う。」

この言葉に、彼のスポーツアスリートとしてだけでなく、人としての生き方と社会に対する深い洞察を見た想いです。