「九条の会 徳島」の記念講演に学んで

 3月11日、14時~「九条の会 徳島」の記念講演と総会に参加しました。
麻生多聞先生(鳴門教育大学大学院准教授)の「アジア太平洋戦争に対する日本の責任―パール判決書の実像に迫る―」と題した講演では、小林よしのり氏や櫻井よしこ氏などが主張する「大東亜戦争肯定論」や「南京大虐殺ねつ造説」が何を根拠としているのか、知ることができました。
彼らが、自らの主張の正当性を裏付けようと「東京裁判」での「パール判決」の一部分を都合良く切り取っていることを、パール判決そのものを詳細に調べ、実証していく内容で、研究者らしい説得力のあるお話でした。
「『聞きかじりでわかったつもり』ではいけない、配られた資料で、もっと理解を深めないと」と、思わせるところは、さすが大学の先生です。