すべての原発を廃炉に 伊方原発稼働ストップ!  「さよなら原発」記念講演を聴いて

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、画面さよなら原発徳島実行委員会第6回総会で、高知大の防災推進センター特任教授の岡村 眞氏の記念講演「近づく南海地震と直下型地震―ゆれと津波の備えは万全か?―」を聴きました。

 

岡村氏は、地震地質学の専門家―池や湖の底の堆積物から津波の痕跡を探る研究の第一人者で、内閣府の「南海トラフの巨大地震モデル検討会」の委員なども務めた方です。

 

講演では、現在の科学では、地下にどれだけの力が溜まっているのかがわからないため、将来発生する地震を正しく想定することは不可能であること。だからこそ、起こりうると予想されている地震と津波について、起こらないうちに備えること、それが「防災」だということを力説されました。

 

さらに、原発について、自分たちの一時的な快適さのために後始末ができない危険なものをどんどんつくり、次の世代に残していくことが大変無念だと最初に何度も強調されました。科学者としての誠実な態度と熱意のこもった話しぶりが魅力的な方です。

 

岡村氏は、日本は活断層だらけ。そのなかでも日本最大の活断層からわずか6kmという近距離につくられた伊方原発は、世界で最も危険な原発であること、また、今後起ころうとしている地震がいかに大きいと予測されるのかを、最新の研究結果をもとにわかりやすく示してくれました。

 

また、岡村氏は、四国電力が従来から「1万年前以降の活動は見られない」としていた活断層について海底調査を行い、1997年に、1万年前より後に何度も動いている証拠を発見。四国電力の説が誤りだったことを明らかにしたのに、四国電力側は、この知見を無視し、原発を動かし続けてきました。

しかも、この間の大地震はどれも最大の揺れが1,000galを超えているのに、伊方原発が想定しているのは、最大650 gal。この基準で再稼働にOKを出した規制委員会を厳しく批判しました。

 

四国電力のホームページには、「伊方発電所の耐震設計は、過去の地震や敷地周辺の活断層・地質等について詳細に調査を行い、考えられる最大の地震を想定し、設計の基準となる地震動(基準地震動)を決定しています。」と書かれてありますが、これがいかにウソ偽りか、明白ではありませんか。

 

「科学者は、真実を明らかにしようと努力し続けている。ところが、電力会社はあるひとつの論文に書かれていることをまるで真実のように扱い、都合のよい結論を導き出そうとしている」「政府は、科学者が解明した真実を、都合よくねじ曲げて電力会社にすり寄っている」

岡村氏のこの言葉、政治に携わる者への警鐘としてしっかりと心に留めておきたいと思いました。

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