いよいよ6月議会が始まります! 12日から事前委員会開催

12日は、文教厚生委員会の事前委員会でした。

syonika_m[1]県は、今年4月診療分から「子どもはぐくみ医療費助成補助金」を中学修了まで拡大するとして、1億5千万円の補正予算を提案しています。県内のすべての市町村が医療費助成を中学校修了または、18歳に達する年度末まで対象としていることを受けての対応で、市町村が行う補助と同額を県が負担するものです。市町村は、県が負担する分だけ財政的に助かることになります。
ところが、扶養親族1人の場合570万円の所得を超える世帯は県の助成の対象となりません。また、1レセプトにつき600円の自己負担金が必要という条件が付いています。
市町村で所得制限を設けている(570万円)自治体は美波町のみ。また、自己負担を課している自治体は、24市町村のうち14市町です。(「レセプト」とは、患者が受けた保険診療について、医療機関が保険者《市町村や健康保険組合等》に請求する診療報酬の明細書のこと)
つまり、この条件からはずれる中学生の医療費助成は、市町村がすべて負担することとなります。
私は、「県の助成が拡大されたことは、県民にとって大変喜ばしいことだが、なぜこうした条件を付けるのか?条件をつけずに助成すべきではないか」と質しました。

 

国民健康保険は、来年度から運営主体が市町村から県に変わります(保険料徴収をはじめとした実務は今まで通り市町村が担当します)が、市町村とどのような協議がされているのか、保険料試算の結果はどうなっているのか等、県はまったく明らかにしていません。
私は、情報公開している他県では、ほとんどの自治体で保険料が上がる試算が出ていることも紹介しながら情報公開するよう求めましたが、県は、国が保険料試算の方式を改定する予定であること等を理由に、まだ公開すべき時期ではないとして明らかにしませんでした。この問題は、引き続き、一般質問でも取り上げる予定です。

 

gatag-00010283[1]文化の森総合公園の野外劇場に屋根を新設し、雨天でも使用できるようになることで、野外劇場の使用料を倍に引き上げる条例案が提案されています。
これについては、引き上げすぎだと委員から異論が出ました。
県は、これまでは、屋根がないため、雨天に備えて室内のイベントホールなども同時に借りる団体が多かった。それを考慮すると、引き上げ額は妥当との答弁。
野外劇場の使用は、昨年は、8件、16日の稼働。屋根がなく、雨天時に使用できないことがネックになっていたが、屋根の新設後は年間100日の稼働を予想しているとのことです。
委員からは、文化立県を唄うのならできるだけ安い料金で県民の利用を促すべきではないかとの意見が出ました。私も、「まったく同感。料金設定は再考すべき」と意見を述べました。この問題は、負託委員会でさらに追及していきます。

 

県議会は、15日開会。代表質問が20日、一般質問が21日と続きます。私は、21日、13時30分から、日本共産党を代表して一般質問に立ちます。