カメジローの映画を見て

映画「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」を見てきました。
戦後、米国の占領下に置かれた沖縄で、沖縄人民の先頭に立って米軍の圧政に立ち向かった政治家、瀬長亀次郎の生涯を描いたドキュメンタリー映画です。

米軍の弾圧も恐れず、獄につながれて、家族とさえ断絶させられても屈することなく節を貫き、県議会議員、那覇市長、衆議院議員として立場を変えながら、沖縄人民を守るためにたたかいつづけた、その「不屈」の精神と、彼を信頼し、支えた沖縄の人々の姿に圧倒されました。

沖縄は、念願の本土復帰を果たした後も、米軍基地はなくならず、米軍による事件も後を絶ちません。沖縄の苦難は、今に続き、沖縄の人々のたたかいも続いています。

「圧政や弾圧は必ず抵抗を生む」―沖縄の人々の抵抗の象徴となった亀次郎が病に倒れても、第二、第三のカメジローが生まれ、彼の志を引き継いでいき、今の「オール沖縄」の政治情勢を生み出すところまで描かれていました。

間近に迫った選挙戦に立ち向かうエネルギーも得ることができた上映会でした。