盛会だった「安倍9条改憲NO! 徳島市民アクション」結成キックオフ集会

17日(日)14時~「安倍9条改憲NO! 徳島市民アクション」結成のキックオフ集会は220名の参加で成功を収めました。

麻生多聞氏の「憲法9条加憲論をめぐる批判的考察」と題した講演は、丁寧なレジュメで大変わかりやすい上に「目からうろこ」の内容が盛りだくさんでした。

憲法よりも米国の意向が優先される日本の政治の問題から、9条加憲論の裏側とその怖さがよくわかる内容でした。
同時に、安倍首相が従来の自民党改憲案ではなく、9条に自衛隊の存在を例外として認める内容を書き込む「加憲」を言い出した背景には、国民の根強い「9条」支持の世論があるからで、ここに憲法改悪のたくらみを許さないたたかいへの希望があることを示してくれました。

9条に自衛隊を書き加えることがどんな意味を持つのか、私たち自身がしっかりと掴み、具体的に語ってどれだけ多くの国民に知ってもらえるかが重要であること、「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」がその有効なツールだということが、参加者によく伝わる講演だったと思います。

憲法改悪を狙っている日本会議は、憲法「改正」を求める署名を1,000万筆集めているという話も聞きます。

憲法を守ろうという勢力と集団的自衛権行使の足かせとなっている憲法を変えてしまおうという勢力とのせめぎ合いは、ますます激しくなっていることを感じます。

すでに署名を1,060筆集めている「西部みんなの九条の会」の経験も語られ、来年の5月3日までに、徳島で20万筆の署名を集め、全国3,000万筆達成に団結しよう!憲法を守るたたかいに必ず勝利しよう!と決意を固める集会となりました。