ターンテーブルで食事、宿泊を体験

ターンテーブル(玄関前からレストランを見る)

ターンテーブルは、県が、徳島県の情報発信・交流拠点として東京奥渋谷に開業した宿泊施設&レストランです。

20日の夜、県議団3人で、ターンテーブルで夕食を食べ、21日の夜は、女性陣でターンテーブルのホステルのツインに泊まりました。

メニューはおまかせのフルコース1種類で7,000円(単品の組み合わせも可ですが、かなり高くつきます)。野菜、魚、肉等、すべて徳島産の食材を使っていることが売りで、ウェイターが一品一品解説してくれます。メニューはボードに手書きなので、この解説がないとわからないのが、少し残念です。また、洋風の創作料理なので、「故郷の味」を求める方には期待はずれかもしれません。

ホステルは、オレンジのドアやベッドカバーにあしらわれた藍染めのスプレッドなどおしゃれな雰囲気ですが、荷物を置く棚やクローゼットはありません。(壁面に3カ所、ハンガーがかかっていました。)TVはなし、ゴミ箱は編籠がそうかなあと思いましたが、きれいな籠なので、ゴミを捨てる気になれず、持参したポリ袋に入れました。部屋の中にバス・トイレはなく、部屋を出た近くの共同スペースに設けられているのがちょっと不便。ティッシュも置いてありません。部屋の中に洗面と大きな鏡はありますが、照明が暗く、朝、化粧をするときにちょっと困りました。机や目覚ましやオーディオもありません。普通のホテルの設備を求める方にはふさわしくないかもしれません。

モーニングには、とくしまのフィッシュかつやちくわ、菜の花のサラダ、ワカメの味噌汁、春野菜のピクルス、米ぬかのふりかけ等が並んでいました。宿泊客には外国人が多いようでしたが、主食にパンはなく、ご飯のみというのが意外でした。

ちょうど、隣接する区の公園の桜が5分咲きくらいになっていて、2階のレストランや1階のバルからの眺めは最高です。

徳島の物産品も1階のマルシェで展示販売しています。私の地元、佐那河内産のわさび菜を見つけたときは、ちょっと嬉しくて、店員さんに思わず「私の地元なんですよ」と話しかけてしまいましたが、店員さんは、ハーフでアメリカンスクール出身で、漢字が読めないとのことでした。

 

1階の壁面には徳島の吉野川を中心に描いた風景が描かれていますが、どこにも徳島の風景だとわかる表示はいっさいなし。バルのテーブルもホステルの受付のカウンターも天井から釣られているランプのシェードも、徳島産の木でできていますが、聞かなければわかりません。

マルシェも品物を手にとって表示を見て初めて徳島参だとわかる状況です。あえて表示しないのがおしゃれなのだと聞きましたが、これで、徳島のアピールにつながるのか、ちょっと疑問です。インフルエンサー(影響を与える者)の情報発信に期待しているとのことですが、はたしてどうなるのか・・・?