城北高校の人形会館落成式

17日、城北高校の人形会館落成式に臨席しました。
城北高校の人形会館は、徳島県内で唯一学校に併設された本格的な芝居小屋として1965年に竣工され、「民芸部」の活動に活用されてきました。
2015年に国登録有形文化財に指定され、県の事業として耐震改修工事が行われ、その完成を記念しての落成式です。

知事をはじめとした関係者のテープカットの後、城北高校民芸部のみなさんによる「寿二人三番叟」が上演されました。
久しぶりの上演ということでしたが、2体の人形を操る様は見事でした。太夫、鼓、三味線の掛け合いも息がぴったり合って、観ている私たちもいつの間にか引き込まれ、手拍子を打っていました。

上演後、舞台に上がらせていただき、舞台裏や天井も見せていただきました。
たくさん保管されている頭の中にはTVの時代劇「仕置き人」に出たという頭もあって、それを聞いた議員からは「ほう」と感嘆の声が聞かれました。

郷土の伝統芸能、阿波人形浄瑠璃の継承と公演活動に取り組むみなさんの熱意に触れた一時でした。