「住民合意のない」ごみ処理場建設計画の白紙撤回を求める意見書採択

 昨日は佐那河内村議会閉会日でした。
前日の一般質疑から連日、多数の傍聴人がつめかけるなか、議会は、「住民合意のないごみ処理場建設計画の白紙撤回を求める意見書」を全会一致で採択しました。
 意見書は、「白紙撤回を求める会」が請願した2項目(①佐那河内村へのごみ処理場建設計画は白紙撤回し、村民と行政が共同してごみ処理のあり方を探求すること ②ごみ処理場建設をすすめるための、一部事務組合に参加しないこと)それぞれに、「住民合意のない」という文言を付け加えた以外は、会が提出した請願どおりです。
短期間で1165筆の署名を集めた住民運動の大きな成果です。
 しかし、村長側は、計画されているごみ処理場とほぼ同規模の松山クリーンセンターへの見学会を行ったり、常会単位の説明会を開催するなど、「住民合意」を得るとして、強力に働きかけてきています。議会の答弁でも、圧倒的多数の署名で民意が示されたにも関わらず、「村民のみなさまのご理解を得られるよう引き続き努力してまいります」と、あくまで計画を推進する姿勢を崩しませんでした。
 「白紙撤回を求める村民の会」では、年内にも村長に直接会って計画の白紙撤回を求めることとしました。同時に、議会の意見書採択に安心することなく、村長が白紙撤回を行うまで様々な取り組みを行って粘り強く運動していこうということになりました。
 (写真は、今朝の徳島新聞の記事です。昨日の佐那河内村議会が、「住民合意のないごみ処理場建設計画の白紙撤回を求める意見書」を全会一致で可決した記事が掲載されています。)