5月23日(木) いじめ問題で県教育委員会と懇談


 15:00から、徳島県教育委員会といじめ問題について懇談しました。
わが党は、古田美知代県議、古田元則 日本共産党徳島県委員会書記長と私の3人。
県側は、県教育委員会の学校政策課、いじめ問題等対策企画幹と生徒指導担当班長の2名の方に対応していただきました。
 昨年12月に発表された、日本共産党のいじめ問題の政策アピールについて説明した後、徳島県の取り組み状況や課題などをお聞きしました。
 徳島県のいじめの実態調査の報告では、年度が変わると「いじめがゼロ」になると聞いたが、本当か?また、毎日新聞の報道によると、昨年、いじめた側の出席停止をした県が全国で6県あったが、そのなかに徳島県が入っていた。その実情は?等の質問をしましたが、「いじめについては、年度内に解決をするよう努力しているので、そういう結果になったのだと思う。」 との回答。
いじめた側の出席停止についての記事については、お二人ともはじめて目にしたとのことでした。
 私からは、自分の子どもがいじめに会ったときの体験談を語り、「いじめが発生したときの保護者と先生の最初の対応が大事だと思っているが、今の時代はいじめが自殺につながるなど、さらに深刻な事態になっていて心を痛めている。行政担当として悩んだり困っていることは?」と質問しました。
 生徒指導担当の方は、20年間教員として現場でかかわってきた経験を語り、「行政担当として、現場の体制を整えるのが自分の役割と思っているが、なにぶん予算が、・・・。」と苦労されている様子でした。
 いじめに会っている生徒の避難先としても相談役としても重要な役割を果たしている養護教諭(保健室の先生)が小規模校では配置できず、1人で2~3校をかけもちしている現状がある、ということをはじめてお聞きし、びっくりしました。学力テストにお金を使うよりも、こっちの方が大事でしょう!?と、今の国のやり方に腹が立ちます!!

 いじめについては、「こどものいのちにかかわる重大問題として、先生や保護者が何を置いても一丸となって対応することがまず重要」とうたった党の提言を、ぜひ教育委員全員に読んでいただきたい、とお渡しし、1時間の懇談を終えました。