10日(土)から始まった第38回近畿高等学校総合文化祭徳島大会の総合開会式を見てきました。
「藍色の空へ 羽ばたけ 文化の翼」をテーマに、10府県の高校生が、音楽、美術、書道、茶道、囲碁・将棋、演劇、郷土芸能、小倉百人一首かるた、新聞、自然科学等々、様々な芸術文化活動での成果発表を、16日間にわたって県内の各会場で繰り広げます。
10日の初日は、総合開会式で、式典とデモンストレーションが行われました。
オープニングの勇壮な和太鼓演奏から、マーチングバンド・バトントワリング部門のファンファーレ、大会イメージソング「輝く未来へ」の演奏と合唱。最初から音楽もダンスも、その質の高さに圧倒されました。
デモンストレーションでは、吉野川の歴史から始まり、阿波藍の生産と繁栄、四国巡礼・お接待の文化、坂東俘虜収容所でのドイツ兵捕虜と住民たちとの交流からアジア初の「第九」演奏へ、さらに阿波踊りの発祥と発展、戦禍による中断、平和を取り戻しての熱狂と、語りと歌とダンス、書道で観客を存分に楽しませ、グランドフィナーレ「今、徳島から文化の翼を世界に向けて広げよう!」へと最高の盛り上がりを見せてくれました。観客の中には、感動で涙する人も。
休憩中には、お茶とレンコンが入った創作和菓子「玉響」(たまゆら)も楽しませていただきました。(レンコンのしゃきしゃきした歯ざわりが楽しめました)
高校生の、平和への思い、文化を受け継ぎ、さらに自分たちの手で創造、発展させていこうという熱意が胸に迫ってくるパフォーマンスを息をのんで見続け、心地よい疲れを感じながら会場を後にしました。