ネットデビューした初心者です。よろしくお願いします。
これから少しずつ記事を書いていこうと思っています。ご意見や感想、待っています。
医療の現場で33年間働いてきた看護師が、なぜ、参議院選挙に立候補しようと思ったの?びっくりしたー!!何があったの?周囲の多くの人から、よく聞かれます。実は、自分でもびっくりしています。
1980年に徳島健生病院に看護師として入職してから、ずっと、「病気になったときくらい、お金のことを心配せずに安心して療養できる社会にしたい」と思ってきました。私が働き出したときは、70歳以上の方の医療費は無料だったんです。外来のカルテの表紙に寿の印が押してあったことを覚えています。ところが、「病院がお年寄りのサロン化している」とマスコミで取り沙汰されるようになって、1983年には、外来1か月400円の自己負担が導入されました。それ以後、負担額が倍になり、今では1割負担となってしまいました。健康保険の被保険者本人も10割給付=自己負担ゼロだったのが、国民健康保険の人と比べて不公平と言われだし、今では3割負担。しかも、入院の場合には、ほとんどの病院が差額ベッド代が必要となることが多い現実。(ただし、徳島健生病院は個室でも差額ベッド代はいりません。)国民健康保険の保険料が高くて払えず、無保険になっていたために、体調が悪くても病院にかからずに我慢していて、どうしようもなくなって受診した時には、末期がんで手遅れになっていたという患者さんのお世話をすることもありました。経済大国の日本で、なぜ、こんなことが起きるのだろう。病気になったときくらい、お金の心配をせずに安心して療養できる制度になぜできないんだろう、とずっと思ってきました。
私の働いていた医療機関は、「民医連」という全国ネットの組織に所属する生協の病院で、、医療や介護、福祉制度を良くしようという運動もしています。また、私も労働組合に入り、ここ12年ほどは、単組の委員長もしていたので、「医師・看護師・介護士などの医療・介護従事者を増やして!」など、署名活動や国会請願にも取り組んできました。でも、なかなか良くならないどころか、ますます悪くなっている、私たち看護師の仕事も33年前と比べると、ずっと過酷になってきている、やっぱり大元の政治が変わらないと、と思っていました。学生時代に、「社会を変える一員になろう」と日本共産党に入党し、働きだしてからも合間で党活動もしていましたが、正直言って、あまり満足できる活動はできていませんでした。そんなところに、今回の参議院選挙立候補の要請がありました。かつて夫(上村秀明)が参議院や衆議院、県議補選と立候補していたことがあり、私も候補者の「妻」として、支持者への挨拶回りや、支援者の集まりに候補者の代わりにお話しをさせてもらったことがありますが、まさか、自分が候補者になんて思ってもいなかったので、びっくりして、最初は返事できませんでした。でも、自分の入党の時の初心や今までの人生を振り返って、不安もたくさんあるけど、こんな私で役に立つのなら、頑張ってみようかな、と「踏み切り」ました。初めての体験ばかりで、毎日ただ無我夢中でやってきて、気がついたら候補者としてデビューしてから1か月が過ぎていました。まだまだ序の口と思いますが、しっかり勉強もしながら、頑張りたいと思います。どうかよろしくお願いします。