今日は、地元で朝宣伝の後、山あいのお宅を訪ねました。
一人または二人の高齢世帯が多い地域です。買い物や通院など、日常生活は大変な不便さがあると思います。
しかし、天気もよく、素晴らしい景色を眺めていると、日常の雑事を忘れ、のびのびとした気分になるから不思議です。時間がゆっくり流れているような不思議な感覚を楽しみながら、命の洗濯をさせていただきました。
手入れの行き届いた桧葉の木が、美しい景色を縁どるように並んでいたお宅では、桧葉の枝の出荷作業に追われていましたが、私たちの訪問を歓迎してくださり、色々と話を聞かせていただきました。
この辺りは山の斜面の日当たりが良く、かつてはみかん農家が多かったそうです。それが1983年の大寒波で全滅。苦労してみかん栽培を再開した農家は、その後のオレンジの輸入自由化で大打撃を受けた。うちは花木栽培に切り替えたから今までやってこれたとの話に、あらためて、TPP推進で自国の農業をつぶす安倍政権への怒りが湧いてきました。