市民一人一人の行動が市政を変える力

 「新町西再開発の白紙撤回を求める市民の会」では、今、「新町西再開発を中止し、防災や市民の暮らしを守る対策に予算を」の署名を集める運動に取り組んでいます。運動推進のために、地域ごとに「市民の会」を開いて、活動交流もしています。今日は「沖洲市民の会」が開かれるというので、私も参加してきました。
 沖洲で生まれ育ったというTさんは、今までに1500人もの方から署名を集めたそうです。1週間に1日、署名活動のために使うと決めてコツコツと地域を回ってきたとのこと。署名をその場で書いてもらうのではなく、集めてもらうようにお願いして、必ず回収に伺うようにしている。署名を預けた方の名簿を作成し、チェックしているとのこと。粘り強い活動に学ばされます。
 Mさんは、初めての参加です。「自分はあまり活動できていなかったけれど、みなさんの話を聞いて刺激を受けました。頑張ります。」と決意表明。
 「新町西再開発の総事業費は168億円。そのうち、約8割の132億円が市民の税金。一人当たりいったいいくらの負担になるか計算してみたら、赤ちゃんからお年寄りまで50,769円。徳島市は財政危機宣言していてお金がないので20年間ローンで払い続けるという。市民一人当たり、だいたい2,300円~2,700円、毎年払い続けることになる!しかも、ホールができれば維持管理費をずーっと払い続けなくてはいけない。 街の活性化につながらないこんな無駄な事業を許したらいかん。このことをもっとみんなにわかってもらわんといかんね。」参加者一同、署名運動をもっと広げていこうと意気があがりました。こうした市民一人一人の行動が政治を変えていく力だと実感させられた「会」でした。
 「会」の後、私も早速、Kさんと署名を持って地域を回りました。「日曜市での演説、聞かせてもらっていますよ。選挙も頑張ってください。」と激励されたお宅もあり、楽しい行動でした。