15日、10時~徳島年金減額処分取り消し請求裁判が徳島地裁で始まりました。
今日は、第一回目。原告から2人の意見陳述が行われるというので、私も傍聴しました。
待ち合わせ時間の9時30分少し前に到着しましたが、すでに控え室には大勢の傍聴希望者が押し掛けていて、傍聴は抽選になりました。
松田さん、笹山さんの意見陳述は、老後の生活を保障するにはあまりに乏しい年金額をさらに削る政府の年金減額政策が、まじめに年金保険料を長期にわたって払い続けてきた高齢者にとっていかにひどい仕打ちかを、具体的に示し、傍聴者の胸を打つ訴えでした。
年金裁判に取り組めたのは、四国では徳島だけだそうです。しかも、14名もの弁護団が結成されたことは、この裁判闘争がいかに重要な意味をもつのかを示しているのではないでしょうか。(あのじん肺訴訟にも匹敵する規模だそうです。)
傍聴後の集会の最後に、合同法律事務所の林弁護士が語った言葉は印象的でした。
「この裁判は国民の声を代弁するもの。国策を変えるたたかいです。中国残留孤児訴訟は、裁判では負けたけれど、その後、安倍内閣のもとで、訴訟に加わっていないものも救済される結果をつくった。
世論を味方につけるたたかいをしなくてはいけない。」
次回は10月14日10時開廷。
この裁判に、どれだけ県民の大きな関心が寄せられているのかを示すことが、まずは重要ですね。