徳島東警察署の移転問題を考える  弁護士会のシンポジウムに参加して

 今日から12月。

県議会は、代表質問が終わり、明日、2日は一般質問の日。

日本共産党は、達田県議が質問します。(11時20分からの予定です)

2日の一般質問の内容を県議団で最終チェックした後、徳島弁護士会主催のシンポジウム、「裁判所跡地への徳島東警察署の移転を考える」に参加しました。

達田県議の一般質問でもこの問題を取り上げるので、勉強のつもりで参加しましたが、大変勉強になりました。

 

徳島弁護士会は、昨年6月に突如発表された徳島東警察署の裁判所跡地への移転に反対する会長声明を発表していましたが、今年10月には、知事に撤回するよう申し入れを、11月10日は、県警本部に質問書を提出しています。

 

シンポジウムでは、近代刑事司法の観点から、都市機能の観点から等、様々な角度から専門家が意見を述べ、問題点が浮き彫りになりました。

 

11月24日に、県警本部警部拠点整備課長名で出された回答書のなかで、県警は、「警察署庁舎と裁判所との位置によって、裁判所の機能に影響が及ぶものではなく、刑事司法等における両者の関係に問題はないと認識して」いると述べています。
しかし、今日、渕野貴生氏(立命館大学大学院法務研究科教授)の話を聞いて、裁判所と警察署が近接していることで、裁判官と捜査官の間でいつのまにか「心理的親和性」が生まれることの怖さを感じました。
裁判所が、この件について口をつぐんでいることも不気味です。

 

県民に急いでこの問題を知ってもらい、考えてもらえるよう行動しなくては、と、議員としての責任も感じたシンポジウムでした。

徳島弁護士会が作成したパンフレットから
徳島弁護士会が作成したパンフレットから