戦争体験者の想い

 挨拶に伺った支持者の方が、ご自身の戦争体験を話してくださいました。
 自分は、子だくさん農家の末っ子。当時は志願して軍隊に入ることが一番お金になった。志願兵として入隊した自分を待っていたのは、なぐるけるの激しい修練。将校が「根性注入棒」などと書かれたこん棒をずらりと並べて、ことあるごとにたたかれた。終戦の年の春、選ばれて特攻の試験を受けたが、怪我のため不合格。夏にもう一度チャンスがあると言われ、待っていたら終戦になった。
春に合格した友人は、全員戦死。もしあのとき怪我をしていなければ、自分も戦死する運命だったと一気に話されました。
 自分には、今、3人のひ孫がいるが、2人が男の子。徴兵制にまで行き着きかねない今の安倍政権の暴走は怖い、何とか今のうちに止めないと、と危惧を表明されました。
 「日本は今、戦争か平和かをめぐり、戦後最大の歴史的岐路を迎えている」 昨日の志位委員長の記念講演の言葉を思い起こしながら、この方の話にじっと聞き入りました。