文教厚生委員会の視察に参加しました その1 國學院大學久我山中学校・高等学校

25日~27日、文教厚生委員会の視察に参加しました。

25日午後、東京都杉並区の國學院大學久我山中学校・高等学校へ。
スポーツ部活動についての視察です。

中高一貫校(高校入学あり)の私立で、スポーツ強豪校ですが、学力重視の学校運営を行っています。
平日は18時30分完全下校で、練習時間は一日2時間程度、土日も3時間以内とし、家庭での学習時間を確保しているそうです。

サッカー部210名、野球部80名、ラグビー部98名、陸上部(長距離)27名など、大人数の部員、狭い運動場、限られた活動時間を工夫して、効率の良い練習を行っている様子をお聞きし、実際の活動状況も見学させていただきました。

それぞれの部の指導を担当されている先生の話のなかで、「中学、高校の6年間を見通した活動を行い、大学で活躍できる生徒の育成を目指している。」「朝練はしない。普段の学生生活を大切に、高校生らしい競技生活を心がけている。陸上が好きなまま大学へ行かせる。」「練習量にはこだわらず、質を重視している。」等々、一本筋の通った指導方針が印象に残りました。

日本の学校では、部活動に熱心なあまり、朝練あり、夜も遅くまで練習し、家庭学習などできないほど毎日クタクタになるまで生徒に頑張ることを求めるスタイルが主流だと思っていたので、久我山中学校・高校の活動スタイル、方針は新鮮で、理に叶っている、参考にできる考え方だと思いました。

驚いたのは、夏休みにもかかわらず、グラウンドにも、校内にも生徒が溢れていたこと、どこでも生徒の方から気持ちの良い挨拶がされることでした。

年間100万円の授業料、スポーツ推薦で全国レベルで活躍する生徒が集まってくることなど、私立学校としての恵まれた環境もあると思いますが、学校運営の考え方、生徒の育成方針など、学ぶべきことが多いと思いました。

(写真は、國學院大學中・高一貫校のパンフレットから)

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