30日、18時30分から開催された 佐那河内村の「ごみ問題を考える」講演会には、72名の方が参加しました。
来賓として出席した岩城村長、岡本副議長のあいさつもあり、行政との関係も以前とは変わったことを印象づける講演会となりました。
岩佐さんは、環境省がかかげる循環型社会の形成についてわかりやすく解説し、現在のごみ処理に偏った行政から、3R運動(ゴミになるものをできるだけ減らす、再利用、リサイクルをすすめる)の取り組みを本格的に進める行政への転換を訴えました。
このなかで、ごみを「じゃまもの」としてではなく、「資源」としてとらえようと提案。この発想で、生ゴミを堆肥化したり、バイオマス処理に成功している自治体の紹介も参考になりました。
佐那河内村の「環境にやさしい村宣言」にふさわしいごみ処理のあり方の探求から村づくりまで、これからの取り組みのヒントになる話をたくさん聞け、展望が湧く講演でした。
白紙撤回の会は、ゴミ処理場建設の白紙撤回を実現させたことを受け、今後はごみ処理のあり方を探求する自主的住民組織として再出発することを提案しましたが、フロアからの意見も踏まえて、世話人の構成など、もう少し検討を重ねて再提案することとなりました。