26日午前、県議会委員会視察で、徳島東警察署と、STN徳島移動式水素ステーション(万代町)を視察しました。
東署は、徳島市の東南地区約3分の2と、佐那河内村を管轄し、13か所の交番と3か所の駐在所があります。県下の政治、経済、文化等の中心地で、事件・事故も最も多くなっています。
事件・事故とも減少傾向にある一方、高齢者の万引き事件が増加している(万引き検挙人員の43%が高齢者)、交通事故も高齢者の比率が高いことなど、報告を聞かせていただくなかで、やはり高齢者対策が重要だということを感じました。ただ、何歳からを「高齢者」としているのかお聞きしたところ、65歳以上との回答。今は、世間一般の感覚では、65歳は高齢者という感じではなくなってきているのでは?と思いますが、・・・。
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高齢者の万引きが増加する傾向について、署長さんは、高齢者の孤独化や店舗の側の不十分な対応などが原因と思われるとのことでしたが、生活苦からやむを得ず万引きに走る方も増えているのでは?と思いました。
東署は築45年。建て替えが必要ですが、建設予定地の是非やPFI導入問題など課題山積です。6月議会でしっかり議論していきたいと思います。
移動式水素ステーションは、県庁近くの万代町のものを見学しました。
実際に水素燃料電池車に水素燃料を充填するところを見せてもらいましたが、安全確保のために専門員が充てん作業にあたる必要があり、ガソリンスタンドのようにセルフでというわけにはいきません。
現在、県内で水素を燃料とする自動車は9台稼働しているそうですが、一台が700万円以上。しばらくは、国から200万円、県から100万円の補助金が出ますが、それでも400万円以上。生産に時間もかかるそうで、今注文しても2年待ちだとか。
車の購入も、燃料補てんについても、普及までにはかなり課題が多いと感じました。
写真は、昨日の視察で撮ったものです。