県婦人団体連合会の総会に出席

 今日から6月です。

徳島県婦人団体連合会の総会&徳島県婦人会館「ありがとう」の会に出席させていただきました。

長年、婦人会活動の拠点となってきた婦人会館が閉館することとなったこともあり、総勢600名を超える参加者で盛会でした。

NPO法人高齢社会をよくする女性の会の樋口恵子理事長の記念講演もすばらしい内容でした。
「今こそ高年齢者が輝く時代 ~若者に感動を!~」と題した講演でしたが、なかでも、平和への強い想いを語られたことが印象的でした。

樋口さんは、少女時代を戦禍のなかで過ごされました。
「私も12、3歳で死ぬのかなあ」と思いながら生きていた。
それが、終戦で、「生きていいんだ」、これからは、自分の意志で自分の人生を選び取ることができるようになったのだと感じたそうです。

高齢社会=長生きは、日本の「平和のあかし」、「天寿を全うできる社会は、平和を守ってきたから・・・」との言葉が、再び戦争する国に向かいつつある日本への警鐘のように聞こえました。

行きすぎた少子化は、日本社会の問題を浮き彫りにしている。
世界では女性が働いている国の方が出生率は高い。それは、妊娠・出産が退職の理由にならない社会をつくってきたから。

男性の働き方も変えなくてはいけない。日本の男性は、世界一の「育児(いくじ)なし」!?と、少々きついユーモアも交えながらの語り口は、聞く人を引き込む魅力があります。

女性議員の比率と自治体の将来(持続可能かどうか)は相関性があるという研究結果もあるそうで、政治の意志決定の場にどれだけ女性の声を反映させられるか、等々、女性議員としての責任を痛感させられるお話もありました。

最後に、クラーク博士の「少年よ大使をいだけ」の名言の後に、博士が付け加えた言葉、「この老いた老人のように」を紹介し、「高齢者が夢を持てる社会でなければ、若い人が夢を持てるはずがない」とのお話も印象に残りました。

講演終了後、樋口さん、婦人会会長の藤田さん、元参議院議員の乾さん、女性協議会の瀬尾さん、達田県議と一緒に写真を撮っていただきました。(参加者の胸に飾られているコサージュは、婦人会の会員さんが、一つ一つ手作りで用意してくださった生花です。)