県議団視察報告 No.2 鳥取編

鳥取県庁にて20170524県議団視察2日目は、鳥取県庁での視察でした。
「鳥取県での正規雇用1万人チャレンジ計画の取り組み」について、雇用人材局就業支援課の方からお聞きしました。

雇用について県内の実態調査を行い、結果の分析をもとに課題を抽出し、労働局とも連携しながら非正規から正規雇用への流れをつくる取り組みを、知事を先頭にオール県庁取り組んでいるというお話に、本気の取り組みとなっていることを感じました。
「鳥取県での地域公共交通網形成計画の取り組み」については、交通政策課の方から詳しくお聞きしました。

鳥取県では、交通政策課は陸上交通のみが対象で、県の担当者は6人体制で取り組んでいるとのことでした。鳥取県を3区域に分けているとのことで、今回は、先に取り組んだ県西部の網計画の策定とその後の取り組みについて伺いました。

「計画をつくることに力を入れるより目の前の問題を解決することを優先すべきでは?」という意見も出たが、市町村や住民、企業と話し合いを重ねる中で、地域の課題が明らかになるなど、網計画策定に取り組む意義はあるとのことでした。今後は計画を実際に動かす中で、課題を解決していくという課長さんのお話に、大変な課題にも果敢に取り組み、計画ができたことに満足せず、実のある取り組みにしていこうという強い意志を感じました。
「鳥取県中部地震のその後の取り組み」については、住まいまちづくり課の方からお話をお聞きしました。「擁壁」修理など、地域特有の住宅建設様式に沿った施策をつくるなど、住民の声が生かされていることを感じました。今回の地震では、幸い死者は出なかったものの、建設業界の人手不足で家屋の修復が進んでいないことなど、まだまだ課題があるとのことでした。

私たちの矢継ぎ早の質問にも丁寧にお答えいただき、遠路はるばる来た甲斐がありました。議会事務局はじめ関係者の皆さんありがとうございました。

鳥取県庁にて② 20179524