秘密保護法先取りのような衝撃的な記事が載っていましたので紹介します。(12月5日 「しんぶん赤旗」インターネット版より引用)
東京電力福島第1原発事故の汚染水対策や燃料取り出しなどの実施計画のうち、核物質防護の措置の内容について、原子力規制庁は4日までに、日本共産党の笠井亮衆院議員の求めに応じて資料提出しました。資料は全135ページが完全に黒塗り。いま秘密保護法案をめぐって、「核物質防護」の口実で原発情報が無制限に「特定秘密」に指定されることが心配されていますが、それを先取りするような事態です。
資料は、東電が作成し規制庁が認可した、同原発の「特定原子力施設に係る実施計画」の第4章「特定核燃料物質の防護」の内容。規制庁のウェブサイトで該当部分は「防護措置に関する詳細な事項が含まれるため、別に管理する」として非公開の扱いです。
規制庁が提出してきた資料は、A4判とA3判の計135枚が完全に黒塗り。「詳細な事項」どころか、項目のタイトルやページも含めて、まったく文字が見えない状態です。
笠井議員は「この資料は“何が秘密なのかも秘密”が、どういうことなのかを象徴するものだ。もし法案が通れば、これまで以上に原発情報が国民の目の届かないところに置かれてしまうのは明らかだ」と話します。)