9日、徳島平和委員会が、米軍機オスプレイの飛行と米軍機の低空飛行訓練中止を国と米軍に要請するよう、飯泉知事に申し入れを行いました。
県議団3名全員も同席しました。
オスプレイは、3月4日に続き7日と2日間、しかも低空で飛行したことが地元紙1面でも大きく報道され、県民から強い批判と不安の声が上がっています。
コウノトリの保護地区となっている鳴門市民の方は、「せっかく地域あげて大事にしているのに、轟音を響かせられたら、コウノトリが居なくなってしまうのではないかと、みんな心配している。」
「米国本土では、住宅地はもちろん、鳥獣保護のため、自然公園なども低空飛行訓練が禁止されているのに、日本では、関係なく飛ばしているのはおかしい」
「オスプレイは、事故を起こしやすい欠陥機で、わかっているだけでも9回、41人もが戦闘ではなくオスプレイ機の事故で亡くなっている。我が物顔で徳島上空を飛ばれたら、県民の安全、安心が守れない。」など、次つぎと意見が出されました。
県側は仁木総務課長らが応対し、「みなさんの声をすみやかに国に伝え、知事にも伝えます。」と答えました。
県も米軍機の低空飛行訓練に対して、これまでも何回も中四国防衛局に対して安全と騒音防止に配慮するよう要請してきているとのことでした。さらに、米軍機オスプレイの飛行については、県に事前通告がされるようになっているものの、具体的な飛行時間やルートは知らされないとのことで、防災ヘリやドクターヘリとの接触事故などの危険性も浮き彫りになりました。
今後も、米軍機低空飛行訓練やオスプレイ機の飛行について、厳しく監視をし、その都度、米軍に中止を要請するよう、国に対して粘り強く申し入れていくことが大事だと話し合いました。