4月28日(木)、経済委員会の視察に参加しました。
県庁をバスで出発し、上板町にある日新酒類(株)を訪問。
日新酒類は四国で唯一の総合酒造メーカーで、創業68年の歴史を持つそうです。約50種類もの多岐にわたる製品を製造販売し、すだちなど、徳島産品を使った商品も開発。
海外へも販路を拡大していますが、各国の規格に合わせて充填量やラベル表示を変えるなど、国内とは違った対応に苦慮しているとのことです。
食品安全マネジメントの国際規格である ISO22000を取得しているとのことで、品質管理のための最新の設備も見学させていただきました。
(写真は、いずれも日新酒類株式会社のHPより)
午後は、JA阿波町野菜集出荷彫像施設を訪問しました。
ここは、レタスやブロッコリーなど、鮮度がいのちの野菜の品質を保つ最新の設備、「高性能な野菜集出荷貯蔵施設」を整備するとともに、新たな流通ニーズに対応した契約取引情報システムを導入して、産地競争力の強化を図っているとのことでした。
「もうかる農業」を目指して、国・県の補助事業(とくしま明日の農林水産業づくり事業=耕畜連携強化実証整備事業)を活用したとのことで、備品一つ一つにそのことを記したシールが貼ってありました。
レタスはブロッコリーなどと比べて傷みやすく、出荷の際にフィルムで包むなど、手間ひまかかるわりに収益性がもう一つとのことで、最近では、レタスづくりをやめてブロッコリーにシフトする農家が増えているそうです。野菜生産、販売の難しさを感じるお話でした。
最新の梱包システム。箱詰めしたブロッコリーに鮮度保持のためのクラッシャー氷を自動投入し、包装まで自動で仕上げてくれます。
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最新のシステムを導入し、販売の競争力強化をはかっているとのことでした
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視察の最後は、「ユニバーサルカフェ つだまちキッチン」
ここは、地域公益事業の先駆的モデル事業として、デイサービスなどの介護事業を行っている社会福祉法人あさがお福祉会が運営しています。
県産杉をふんだんに使った建物は、木の香りがしてやさしい雰囲気です。
外観は、おしゃれなレストランの様です。
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この建物のなかで、要介護高齢者対象の調理作業をリハビリとしたデイサービス、子育て支援サービス、ここで調理された弁当やお菓子などをセルフサービスで食べられる地域交流カフェなど、多彩な取り組みが行われています。
5月からは、地域の経済的困難家庭の子どもたちに無料で食事を提供する「ゼロ円食堂」も開設するとのことでした。
「森林整備加速化・林業飛躍事業」の補助金を利用した施設としての視察でしたが、その取り組み内容も興味深いものでした。