豪雨災害で土砂崩れが相次いだ三好市山城町で現地調査  県と三好市の黒川市長に要望書提出

広島、岡山、愛媛などで甚大な被害が発生した西日本豪雨災害。亡くなられた方・ご家族のみなさんに心からお悔やみ申し上げ、被災された方々にお見舞い申し上げます。

県内では、幸い死者は出なかったものの、三好市山城町では土砂災害で道路が寸断され、孤立集落が発生するなど、深刻な被害が出ています。

16日、美浪前三好市議からの要請があり、私たち党県議団三人で、三好市山城町の現地調査に行きました。
美浪さんの案内で、落石・地滑りなどによる通行止めが相次ぐ中、迂回路の山道などを走り、なんとか現地に入ることができました。

八千坊地域の住民からは、「大きな岩がむき出しになり、ワイヤーで止めているが、今度雨が降れば、転がり落ちてくるのではと不安で眠れない。早急に撤去してほしい。」、「裏山の斜面が崩れて、土砂で家の前がふさがれてしまった。県外にいる息子たちが連休に帰ってきてくれて、土砂をさらえて、とりあえず歩いて出られるようにしてくれたんですが、せめて軽自動車が通れるようにしてほしいんです。」などの切実な声が寄せられました。
大規模な地滑りが発生した白川谷の川沿いもあちらこちらで、深刻な被害が目につきました。山の奥の集落へは車で行けない孤立状態とのことです。その集落に歩いて向かう工事の関係者からは、「上の市道を直しているが、先に県道を直してもらわんと、工事車両も入れられない。」と、県道の早期復旧を求められました。

愛媛、広島・岡山など胸が痛む光景と猛暑の中復興に取り組む姿が連日報道されています。同時に比較的被害が少なかったといわれる徳島でもこんな深刻な被害があったことを現地調査で、実感しました。

 19日、現地調査を踏まえ、住民のみなさんからの切実な声を要望書にまとめて県西部県民局と三好市黒川市長に要望書を提出しました。