4月21日、東京での視察も今日で終わりです。
午後からは、兼ねてから訪問してみたいと思っていたNPO法人「ふるさと回帰支援センター」を訪ねました。ふるさと回帰支援センターは、東京都千代田区有楽町の東京交通会館6階にあります。
ここの副事務局長の嵩(かさみ)さん、徳島県のコンシェルジェ、斎藤さんのお話をお聞きすることができたことは大きな収穫でした。
徳島県がこのセンターに参入したのは四国の他県よりも遅かった(2015年12月オープン)ので、移住相談もまだ少ないそうです。これからに期待したいところですが、嵩さんが、開口一番、「徳島県と言えば、佐那河内村の取り組みに注目しています」と言われたのには驚きました。私の地元の話がいきなり出てくるとは思っていませんでした。
移住し、そこで長く生活していくには、人とのつながりが欠かせない。佐那河内村は常会などの自治組織がしっかり機能していて、移住者の受け入れをそこに住んでいる住民自身が判断している点を評価しているとのことでした。
移住促進の取り組みでは、地域のインフラ整備がどのくらい進んでいるのかが重要で、徳島は比較的インフラ整備は進んでいる方。ただ、魅力のアピールがうまくいっていないように感じるとのことでした。魅力をアピールするためには、その地域での「暮らしのイメージ」をどう伝えるかが重要。
移住促進の取り組みでも「観光」は大きなポイント。それも体験交流型がいい。
まずは観光で行って、ここに住んでみたいと思ってもらえれば良い。
宿泊者を増やすには、最低5時間は現地に滞在させる「何か」が必要。
県単位ではなく、市町村単位の取り組みが重要ではないか。成功するポイントは、行政のおしきせではなく、住民参加の取り組みなど、「地域自治」。
JRの駅よりも、道の駅の活用を、それも土日に開いていること・・・・等々、
観光と移住者を増やすヒントになる話をたくさん聞かせていただきました。

東京交通会館にある、徳島・香川トモニ物産店にも寄ってみました。
徳島の産品が、ところ狭しと並べられています。
徳島の一番人気は、かつ天やフィッシュカツだそうです。