17日午後から、ふれあい健康館で開催された平和学習会に参加しました。講師は、平和の語りべとして活躍されている沖縄平和ガイド、大島和典さんです。
講演の前に、徳島健康生協職員の楠藤さんが、ギター片手にさわやかな歌声を披露してくれました。かぐや姫の「あの人の手紙」や沖縄民謡など数曲を一緒に口ずさみ、沖縄の苦難の歴史が今も続いていることに想いを馳せました。
大島さんは、沖縄の辺野古新基地工事強行をめぐり、現地での緊迫したたたかいの様子を記録した最新のビデオを上映しながら、「平和ガイドから見える日本の姿」を紹介してくれました。
ニュースやTVのドキュメンタリーなどで、辺野古新基地工事の強行を許さないたたかいについて部分的に見聞きしてはいましたが、ビデオでは、工事を強行しようとする防衛省と新基地建設を許さない沖縄県民との息詰まる攻防が克明に記録されていて、権力のあまりに理不尽なやり方に体の奥底からの怒りを呼び起こされる感覚を覚えました。
14年もの長きにわたって新基地建設強行を許さないたたかいをつづけてきた沖縄の人々の強い思い。名護市長選で辺野古への新基地建設NO!を示した沖縄の民意を踏みにじって工事を強行する安倍政権の卑怯さは際立っています。抵抗する沖縄の人々と対峙する最前線に民間人を盾として立たせ、その内側に海上保安庁、さらに内側に防衛省。あの沖縄戦で沖縄人民を盾にした日本軍と構図は同じという大島さんの説明に、安倍政権の本質を見せつけられた気がします。
11月の沖縄県知事選挙は、まさに基地問題が争点にたたかわれる情勢。オール沖縄の県民に連帯する私たち国民全体のたたかいです。何としても勝利して、安倍政権に退陣をせまる選挙にしよう!!
参加者一同、熱い想いを共有した学習会となりました。