都道府県議会議長会が初めて開催した新任議員研修会に参加してきました。今回初当選した都道府県議会議員のうち、約430名が参加。
「地方議会ー期待と課題」大森 彌(わたる) 東京大学名誉教授、「地方自治の母国に優る我が国の地方自治・財政制度」内貴 滋 帝京大学経済学部地域経済学科教授、「議会運営の基礎」内田 一夫 全国都道府県議会議長会議事調査部長 と、4時間の研修としてはかなり詰め込み気味の内容でした。
「地方公共団体は消滅しない」、「自信を持」て、地方自治における地方議会と議員の役割がいかに重いか、議員に「しっかりせよ」と、「自治体消滅論」を払拭するような講師陣の熱のこもった講義でした。
少し理想論に走り過ぎの感もありましたが、全体として議長会の意気込みが感じられる研修会でした。
ただ、首長の「強大な権限」に議会としていかに対抗するかに力点を置きすぎ、「住民にとって」どうなのかの視点での話がほとんど出なかったことは残念でした。「誰のための地方自治体・議会か?」これが原点と思うのですが…。…
写真は、研修会があった砂防会館別館、シェーンバッハサボウの外観と、研修会に参加していた石川たえ大阪府議会議員とのツーショットです。