8月26日~28日までの3日間、文教厚生委員会の視察に行きました。
8月26日、9時に阿波おどり空港を発ち、東京から新幹線で岩手県一関市に到着。 一関市国民健康保険藤沢病院を視察しました。
藤沢病院は、54床の小さな病院ですが、ナイトスクールなどの住民との対話、患者さんを治療の主体者とする診療スタイルなど、徹底した住民参加で、地域包括医療・ケアに取り組んでいる病院です。
「高齢社会に適応する医療の仕組みを」住民参加でつくりたいと熱望していた当時の町長の理念に共鳴して院長に就任した佐藤院長(現在は病院事業管理者)は、視察に訪れた私たちをカメラに納め、「来年あたりで対話1万人達成予定です。記念誌に載せたいので」と語り、外来診療に行かれました。
病院の成り立ちから、理念、実践と、事務管理者の方の報告を聞かせていただくなかで、まさに住民の声を聞き、生かす、双方向の行政の在り方の一端を見た想いです。
実は、藤沢病院が取り組んでいる地域に根ざす医療・介護のあり方は、私がかつて勤務していた医療生協が取り組んできたことと同じ方向性です。今回の視察で、あらためて民医連・医療生協のすばらしさを再確認できたことも収穫でした。