9月1日、委員会視察2日目、兵庫県豊岡市のコウノトリの郷公園に行きました。 コウノトリの保護増殖と野生復帰、周辺地域の環境整備等の地域の取り組みについてお話を聞かせていただいた後、公園内を見学。たくさんのコウノトリを間近に見てきました。
視察を通じて、コウノトリを野生にもどす取り組みは、餌となる魚類や虫などの小動物が生息しやすい環境を取り戻す取り組みそのものだということがよくわかりました。田園が広がり、できるだけ自然な護岸を維持した河川や小川がある環境が保たれていくことが必要だというお話に、農家の営みそのものが維持できる農政や、自然の営みを阻害しない河川改修の方法など、まさに行政のあり方そのものが問われています。
鳴門のコウノトリのつがいが雛を孵すことができれば、人間の手を介さずに自力で子育てまで行う事例としては全国初の経験となるとのことですが、 ぜひとも実現させたいものです。
将来的にはコウノトリが日本で「普通種」として復活できるところまでもっていきたいと頑張る職員の方々の熱意に心動かされた視察でした。