9月1日、環境対策特別委員会視察の最後は、神戸市東水環境センター(東灘処理場)でした。
ここは阪神淡路大震災で大きく破損し、汚水処理機能がすべて停止しましたが、幸いなことにすぐ前に魚崎運河があり、そこを締め切って沈澱処理を行いながら、再建したそうです。
5年の歳月を経て、災害に強い下水道ネットワークシステムを備えた新しい施設に生まれ変わりました。汚泥消化ガスからバイオ天然ガスを産出し、都市ガスや自動車のエネルギーとして活用しています。
2012年からは、消化汚泥からリンを回収するK OBEハーベストプロジェクトにも取り組んでいます。(日本初の試みだそうです)
震災という災いをチャンスととらえ、「下水道の新しい役割」を探究してきた姿勢にも学ぶことが多いと思いました。