8日、県議会2月定例会のすべての委員会が終わりました。
環境特別委員会で、私は、小水力発電について取り上げました。
徳島県では、中間山地の一定落差のある河川や水路を利用した小水力発電が導入されていますが、落差が少ない河川や水路でも水力を利用した発電を行う低落差小水力発電について、2,016年度に調査と実証実験を行う予算が組まれています。
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国は、原発をベースロード電源として位置づけていますが、「原発はゼロへ」が国民多数の世論です。
再生可能な自然エネルギーの電源比率を飛躍的に高めて、化石燃料発電からの脱却をはかり、地球温暖化防止をはかる。
水資源が豊富な徳島で、太陽光発電よりも発電効率の良い水力を利用する。しかも、少ない資金で取り組め、費用対効果も良いとされている低落差小水力発電は期待できると思います。
一方で、大きな無駄遣いの事業が、旧吉野川流域下水道事業です。
一期工事として1市4町にまたがって幹線管渠を埋め込み、巨大な終末処理場で下水を浄化する計画ですが、事業が始まって実に13年、県費を330億円も投入しているのに、いまだにいつ完成するのかさえ答弁できない状況です。
この地域の下水道普及率は実に12.5%と、異常に低い状況に、事業推進派の議員も何らかの対策が必要ではないかと質問したほどです。
我が党は、従来から、大規模な流域下水道は巨額の費用がかかる上に災害に弱い。合併浄化槽などで対応すれば安くて早くきれいな水にできると、反対してきました。私も、これ以上の無駄遣いは許されない。事業を見直すべきだと意見を述べました。
写真は、この日の夜、市長選挙の応援のお願いに行った帰りに撮影した夜景です。