健生 阿南診療所で開催された、「大栗清實顕彰碑 碑前祭」に参加しました。
大栗清實さんは、徳島県の阿南出身で、戦前、日本で初めての労働者・農民のための「無産者診療所」を開設した医師です。
日本の民主医療に大きな役割を果たした偉大な彼が、故郷の徳島に帰ってきて、那賀郡長生村で診療を開始。
戦後、彼は、日本共産党に入党。彼の考え方に共鳴した仲間と運動を進め、建設したのが、今の徳島健生病院の前身の「内町診療所」です。つまり、私が勤務していた徳島健生病院の産みの親でもあります。
大栗清實さんの功績を讃える顕彰碑が、多くの方の尽力で、2014年、出身地の健生阿南診療所の敷地に建設されました。
今日は、いわば、その記念祭です。
彼のご遺族と所縁ある人々が、年に1度は顕彰碑の元に集い、彼の功績を語り継ぎ、その医療、社会変革の遺志を引き継いでいく決意を語り合い、固め合う日とすることを確認しました。