奈良県地域公共交通網形成について学んできました

奈良県の地域公共交通網形成の取り組みついて学ぼうと、県議団で奈良県庁を訪問しました。

奈良県地域交通課、課長補佐の中川さんから、奈良県の公共交通の現状と、計画策定に至った背景と計画策定までの取り組み、今後の課題など、詳しくお聞きしました。

 

奈良県では、公共交通条例が議会提案で策定されていましたが、平成24年に交通事業者から利用者が少なく継続が困難な路線バスの運行見直しについて申し入れがあったことを契機に、知事、市町村、交通事業者の代表からなる協議会を立ち上げ、まちづくりと一体となった計画を策定したことが特徴的です。

県レベルでこうした条例を策定し、計画を策定したのは全国初だそうです。

これこそ、「ピンチをチャンスに変える」ということですね。

今後、実施状況を評価し、PDCAサイクルで計画の見直しもしていくそうです。

中川さんの熱心なレクチャーを受け、大いに刺激を受けました。

詳細な資料もたくさんいただいたので、県議団でさらに学習を深め、活用させていただこうと話し合いました。

 

県庁周囲は紅葉が美しく、さすが観光地といった雰囲気でしたが、玄関前の芝生の上で2匹の鹿がのんびりと草を食んでいたのには驚きました。

道路にも「鹿に注意」のマークがあちこちに。
奈良ではの風景ですね。