東京都中野区役所の元臨時職員が、区役所の情報システムから個人情報を盗み出し、個人のパソコンや携帯電話に情報を保管。その情報をもとに犯罪を犯していたというニュースにはゾッとしました。この元職員は、事件当時、マイナンバーの通知カードを扱う業務などを担当していて、個人情報を自由に閲覧できる立場だったということです。今後、臨時職員にも情報管理についての教育を徹底する、監視カメラを付けるなど、新たな対策を講じるとしていますが、はたして、こうした事件を防ぐ万全の対策などあるのか、と疑問が湧くばかりです。
セキュリティーをいくら厳重にしても、扱う人の悪意で、本人の知らないうちに個人情報が盗られてしまう危険性は消えません。マイナンバーカードをコンビニやスーパーなどの買い物でも使えるように便利にすることは、犯罪の機会をさらに増やすことにもつながります。振り込め詐欺どころではありません!
一般人にとっては、「利少なく害多し」のマイナンバー制度は、紐づけ情報がどんどん増やされないうちに廃止させるしかありません。