「子ども劇場」ならぬ「大人劇場」  楽しめました!「松元ヒロ ソロライブ」

36a9b7021eeb12a5ba7002dc885af2c5s[1] 3月10日、 子ども劇場の会員から誘われて「松元ヒロ ソロライブ」を見に行きました。たった1人で行う「スタンダップコメディー」です。

ヒロさんは、コント集団「ザ・ニュースペーパー」の元メンバーで、今はお笑いのピン芸人として1人で全国を回っているそうです。

政治ネタで痛快な風刺を飛ばしながらの全身を使ってのパフォーマンスに、観客の視線はずっと釘付けで、笑ったり涙したり。1時間半の舞台があっという間に過ぎていきました。
全部で4幕(幕は下りずに、舞台に設けられた「楽屋」に戻って一息ついて、また舞台中央に出て演ずるというパターン)ありましたが、一番感動したのは、 沖縄の辺野古基地建設の反対運動を引っ張る「ふみこおばあ」の話でした。
「たたかわないためにたたかっている」と訴える「ふみこおばあ」は、第二次世界大戦終盤の沖縄戦で「人の血を飲んで生き抜いた」という壮絶な体験をした・・・という実話を元にした芝居です。沖縄の人々が、辺野古への基地建設、高江へのヘリパッド建設を強行する安倍政権と、どんな想いでたたかっているのかが、私たちの胸に鋭く突き刺さるように伝わり、この時ばかりは、客席がシーンと静まりかえりました。

 こうした1人芝居は初めて観ましたが、すっかり虜になってしまいました。
思い切り笑って、涙して・・・。これが結構日頃のストレスを解消してくれ、活動のエネルギー回復にも役立つということに気づきました。
「子ども劇場」なのに、子どもは少なく、どちらかというと「大人劇場」でしたが、行って良かった!