3月25日、国賠同盟(治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟)設立50周年記念 3・15記念の集い映画会で、「母 小林多喜二の母の物語」を観ました。
戦前、「蟹工船」「一九二八年三月十五日」などの小説を書き、特攻警察によって虐殺された多喜二の母の物語を書いた三浦綾子さんの小説「母」をもとにした映画です。
多喜二の母は、字は読めないけれど、人の心に寄り添える優しさと思いやりをもっている人でした。多喜二のことを誇りに思い、どんなことがあっても信じ、愛し抜きました。…
その多喜二が、世の中の人々の幸せを願って小説を書いていた家族想いの優しい息子が、特高警察に、捕まったその日に、激しい拷問の末に命を奪われてしまう。
多喜二の遺体を見た「母」は、一瞬、人の心を思いやる気持ちを忘れ、「鬼」になったのでした・・・。
多喜二は、治安維持法によって殺されました。
今、安倍自公政権は、「現代版治安維持法」とも言われる「共謀罪」創設法案を強行しようとしています。
3度も廃案になった法律を、今なぜ強行しようとするのか。その先に何が起こるか、私たちは知っています。だからこそ、今回も、必ず廃案に追い込まなくてはなりません!
この映画会に参加して、あらためて想いを強くしました。