今日は、5月3日、憲法記念日です。新聞でもテレビでも、憲法問題が取り上げられています。(記念日ですので、当然ですよね。)
今の憲法が制定されて66年。一度も改正されていないことだけで異常なことのように言っている方もおられますが、それは多くの国民が、改正を望まなかったからではないでしょうか。現憲法ができてから何度も憲法を変えようという動きがあり、その都度、憲法を守ろうとする人々の運動で、それを阻止してきた歴史があるわけで、日本国憲法は、「積極的に守られてきた」とも言えると思います。
マスコミでは、護憲派の意見と改憲派の意見の両論を並立して取り上げていますが、そもそも今の憲法がどのような経過(歴史)を経て制定されたのかについて正確に取り上げているところは少ないように思います。この経過をきちんと知っていれば、少なくとも、現憲法が「占領軍におしつけられた」という認識は出てこないように思います。(改憲派のなかには、知っていてわざとそう言っている人たちもいるようですが)
今日の徳島新聞の社説はとても良かったです。
憲法というのは、そもそも国民が時の権力を縛るものです。しかし、自民党の憲法改正草案をみていると、「国」=時の権力者?が国民を縛る、逆立ちした内容になっています。
憲法改正派のねらいは究極のところ、憲法9条(平和条項)の削除または変質ですが、これに伴って国民の基本的人権を制限する内容があちこちに盛り込まれています。
この夏の参議院選挙は憲法論争が中心になりそうな雰囲気です。大いに憲法について学び、語り合い、憲法を守る世論を大きく盛り上げていきたいと思います。
ところで、日本共産党の比例候補の仁比そうへいさんは、弁護士さんです。国会に行けば、この憲法問題でもきっとすばらしい力を発揮してくれると思います。(前参議院議員ですので、すでに証明済みですが)
4月25日の政府交渉で撮影した、仁比そうへいさんとのツーショットを披露します。みなさん、応援よろしくお願いします。