第57回徳島県母親大会は300人を超える参加者で、盛況でした。
秘密保護法に安保法制を強行し、今また「共謀罪」新設法案の強行に憲法9条の改変までたくらみ、安倍政権が、まさに日本を米国と共に戦争できる国に変えてしまおうと暴走しているもとで、この暴走政治を止め、平和で希望ある未来を開きたいと願う女性たち(男性も)が、集い、語り合い、行動しました。
全体会のメイン、今年の記念講演は、琉球朝日放送の開局時から沖縄に在住しているアナウンサー、ジャーナリスト、映画監督の三上智恵さん。先日徳島で上映された「標的の島 風かたか」の制作者です。
私も、午後からの全体会で女性議員として挨拶をさせていただいた後、三上さんの講演「女子力で解き明かす“沖縄”」に聴き入りました。
沖縄の基地反対運動を取材したことをきっかけに、本土に翻弄され、犠牲となってきた沖縄の歴史、文化、人々の思いを知り、ドキュメンタリー映画を製作するまでになった彼女の熱い想いが直球で伝わってくるような講演でした。
「『日本は憲法9条のおかげで戦後72年間、海外で戦争することはなかった』と、よく言われるが、それは違う。ファルージャの戦闘は『沖縄』の名で行われた。」「基地は(戦争の)標的だということを認識すべきだ」
米国が中国との直接対決(核戦争)を避けるために考案された中国封じ込め作戦=制限戦争(先島戦争)として考案された「エアシーバトル構想」では、まずは、沖縄が戦場になり、さらに西日本、東北と、日本列島全体で、日本は、米国の盾となって戦うことが想定されているという話は衝撃でした。
自衛隊は米軍の2軍として盾となって戦うことが求められている。真っ先に犠牲になるのが、自衛隊の若もの。日本は戦前、若者のいのちを粗末にしてきたが、今また同じことが繰り返されようとしている。これを止めるのは私たち有権者。
「みなさんが『風かたか(防波堤)』」になってほしいという三上さんの言葉をしっかり受け止めて、頑張りたいと思いました。
分科会の申し合わせ事項の確認と大会アピールを採択して集会を終えた後は、恒例の街中行進へ。「共謀罪は絶対廃案」「憲法まもれ 9条まもれ」「沖縄県民 犠牲にするな」「世界の国から 核兵器なくそう」等々、コールしながら道行く人々にアピールしました。