今日は父の日 「お父さんは負けない」 日航解雇撤回裁判原告

 今日の「しんぶん赤旗」3面に掲載された記事に心を打たれました。
 内容をかいつまんで紹介します。(詳細は、6月15日付「しんぶん赤旗」をご覧ください)
 日本航空のパイロットだった和波弘明さん(47)は、現在、日航解雇撤回裁判の原告としてたたかっている小学6年生の双子のお父さんです。「家族が安心して生活できる社会にするため、解雇撤回のたたかいを続けています。」(記事文より)
 和波さんは、日航でボーイング747型ジャンボ機の機長を務めていましたが、身体検査で不整脈が見つかり、乗務を続けるために手術を受けました。経過は順調でしたが、乗務復帰のため、回復を証明する身体検査を受けたその日に解雇を通告され、解雇撤回裁判の提訴に加わりました。
無収入では裁判闘争も続けられないため、家族を国内に残して中国・上海の航空会社に勤務していますが、家族をバラバラにされるつらさを味わっています。
 「雇用が流動化すれば、経済が活性化するという論調がありますが、労働者本人と家族を犠牲にしていいのでしょうか。落ち着いて働ける環境こそ必要です」、「たたかって職場をよくすることこそ必要」と語る和波さん。「私も職場(日航)にもどります」と、不当解雇撤回を勝ち取るまでたたかいつづける覚悟です。
 今日は父の日。「お父さんは負けない」「あの空へ、帰ろう」とたたかいつづける原告団にエールを送ります。