7月5日(土)午後1時30分より、徳島文化センターにて「国保をよくする会」第5回総会が開催されました。
私も県議予定候補としてご挨拶をさせていただきました。
今回は、福岡市で国保をよくする運動をされてきた有馬氏を講師として招き、福岡市の取り組みの経験を学びました。
福岡市民の「国保料が高すぎる」という声を受けて、市民の20%を超える署名を集めて議会に請願。市長選の争点になるまでの運動にして、国保料を3年間連続で引き下げさせる成果を挙げています。
共産党議員の協力も得ながら福岡市の国保料算定のしくみ(計算式)を正確に調べ、その問題点を明確にするなど、徹底して実態を調査して説得力のある運動を展開。議会請願では、全議員の自宅まで訪問したという話を聞いて、「そこまでするの?」とその熱意あふれる取り組みに正直驚かされました。
国保料の算定については、参加者の中でも詳しい方がいて、有馬氏と参加者の質疑応答からも学ぶことが多くありました。
年収200万円でも年間50万円近くの保険料を納めなければいけない国保のしくみは早急に改善しなくてはいけない課題です。
大企業向けの大型開発には税金をつぎ込んでも、住民の暮らしや命を守る仕事には出し惜しみする行政は、国も県も徳島市も同じ構図です。国保をよくるする運動は、この異常な行政を、住民本位の行政に変えていくたたかいです。
来年の通常国会では市町村単位の国保が都道府県単位に広域化する法案が出されますが、これが強行されると国保をよくする運動がますます困難になることが予想されます。この改悪を止めさせる運動も重要です。
幸い、来年は一斉地方選挙があります。国保をよくする運動を大きく発展させる絶好のチャンスです。私も医療の現場で働いてきた経験を活かし、頑張ります。