1月11日(木)16時、「徳島東署移転問題を考える県民の会」は徳島東署の移転建て替え事業の現計画の見直しを求める申し入れを行い、記者会見しました。
徳島東警察署庁舎の新築移転事業については、PFI方式で大手ゼネコンの大林組グループが落札しましたが、中央リニア新幹線事業関連の談合問題で辞退、次点の清水建設グループも同事業での談合疑惑が持ち上がるという前代未聞の事態となっています。
もともと、「県民の会」では、地裁横に隣接して東署新庁舎が建設されること自体を問題として計画の白紙撤回を求めて申し入れ等を行ってきた経緯があります。
今回の申し入れ書には、「徳島東警察署の整備計画は、時間的にも内容的にも相当修正が余儀なくされるものと思われる。これを機に徳島東警察署新庁舎の建設予定地を裁判所跡地とした決定を一旦撤回し・・・現庁舎の北側に隣接する寺島公園等を新たな候補地として加えて検討するなど慎重に審議したうえで、徳島東警察署庁舎整備基本計画に立脚した建設用地の選定を求める」とありますが、もっともな主張です。
今回の落札業者や次点業者の談合疑惑に関する東京地検特捜部の捜索の中で、今後どんな問題が出てくるかわらない状況です。
時間がないからと、このまま随意契約で事業を進めるのではなく、もう一度原点に返って、県民の声を聴くべきです。