憲法タウンミーティング2013で激論


14時から憲法タウンミーティング2013にパネリストとして参加しました。
日本青年会議所 四国地区 徳島ブロック協議会 主催で、ふれあい健康館で開催。
パネリスト6名、フロア参加者約120名(主催者報告)で、日本青年会議所の作成した自主憲法改定草案のDVDを上映した後、パネルディスカッションがありました。各論点の意見交換後、各政党のパネリストを色分けし、自分の意見にちかいパネリストの色のカードを掲げるという、「国民投票」を模したフロア参加者の投票もあり 、なかなか凝った企画でした。
 
 論点は、①憲法改正条項について ②主権国家としての安全保障についての2点に絞られ、それぞれ学生からの質問に答えるかたちで進行しました。
 最後に、各政党の憲法改正説話(憲法論議へのとりくみやスタンス)を述べて終わりました。どれも各3分以内の発言ということで、ごくポイントしか発言できませんでしたが、それでも正味90分ほどかかりました。
 以下、パネリストとその意見の概略をごく簡単に書き出してみました。

■岡 祐樹 氏 徳島県議会議員(紹介では「太陽の党」となっていましたが、ご本人に確認すると、近々「日本維新    の会」に合流する予定とのこと)
   憲法改正条項、96条については「三分の二以上」を「過半数」に変える、憲法を軍隊が持てるように変えると い う日本維新の会の主張とほぼ同じ。

■後藤田 正純 氏 衆議院議員(自由民主党徳島県支部連合会会長)
   日本国憲法が戦後に果たした役割について「良かった」と評価する一方、時代が変化したので、それに即して変  える(軍隊を持つ)。国家非常事態条項も必要。 ただ、日本国憲法を「押しつけ憲法」と 言っている「靖国派」の   安倍内閣とは少しスタンスが違うようでした。

■仁木 博文 氏 前衆議院議員(民主党徳島県総支部連合会副代表)
  時代に即した憲法に変える(サイバーテロなどにも備えられるように)。ただし、9条については、解釈改憲でいけ  るところまで 持たせ、限界が来たら変える。
  日本が核武装することには反対なので、アメリカの核の傘に守ってもらう。
 仁木さんは、発言のなかで、「(憲法については、民主党内に)色々意見があって まとまらない。だから、政権か ら脱落したのだろうけど、・・・。」と愚痴っていましたネ。

 フロアの投票では、意外にもちらほらと「赤」のカードを掲げる方もいて、少しは共鳴してもらえたのかな?とちょっとほっとした私でした。
 他党の現職の国会議員と 同席しても、あまりあがらなかった図太い自分に少々びっくりしましたが、首尾一貫して筋のとおった日本共産党の見解が自信になり、堂々とした気持ちでいられたのがよかったのかなと、さわやかな気持ちになれた一日でした。
 この企画の準備で大変な思いもしたけど、様々な文献を読んだり、党の見解を見直したりと、学習を深めることができ、今後の活動に生きる経験をさせてもらったと思います。