10時から開催された「#Me Too #With You 女たちの学習会 今、改めてセクハラを考える」に参加しました。
講師はフェミニストカウンセラー河野和代さん。
この間の相次ぐセクハラ問題に、「今やらなければ」と、学習会開催を思い立ったとのことでした。
カウンセラーとしての豊富な経験と、セクハラとは何かといった基本から、日本でのセクハラをめぐる主な出来事年表等、充実した資料にもとづくお話は、大変わかりやすいものでした。…
2007年の第二次改正男女雇用機会均等法の施行で、セクハラ防止について事業主の措置が義務化され、女性だけでなく男性労働者も対象になりました。この後、日本では「パワハラ」に注目が集まるようになった、セクハラがなくなったわけではなかったのに、セクハラについての意識が薄れていたのではないか、そのつけが一気に表面化してきたのではないかという話に、なるほどとうなずきました。
参加者全員でのディスカッションで、自分たちの体験も出し合いながら、学んだことをさらに深めることができました。
最近、セクハラ問題について夫と話していて、自分と同じように思っているだろうと考えていたことがそうではなかったことに大変ショックを受けた、腹が立って許せない、この気持ちにどう向き合えばいいのかとまどっていると訴える若い女性。職場には相談窓口もあり、システムも整っているのに実際には役に立っていないとなげく女性。「私の時代はもっと大変だった。それくらいのこと乗り越えなくてどうするの」と言う同性の先輩もいる等々、法律が整っても、システムがあっても、それだけでは解決していかない現実が身近にあることが示されました。短時間のディスカッションのなかでも、この現実を変えるためには、私たち自身が知らせていく、声を上げていく、システムを動かしていくしかないということが確認できたのではないでしょうか。
一番問題なのは、政治家自身、特に行政のトップが、セクハラ防止法について知らない、知ろうともしないで、平気で被害者を二次被害、三次被害に追い込むような発言をして恥じない、そしてそういう大臣、官僚をかばって、謝罪どころか罷免することすらしない政権を、私たちは許さない!この思いを共有して、12時~アミコエスカレーター前の「女たちの怒りのレッドアクション」へ。強まる雨にも負けず、スタンディング&リレートークに取り組みました。